目
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シーラカンス目 |
科
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体長
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尾長
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体高
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体重
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分布
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現生種はアフリカ(南アフリカ、コモロ諸島、タンザニア)とインドネシアで見つかっています。 |
食べ物
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現生種は魚やイカを捕食していると考えられています。 |
主な特徴
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シーラカンスは化石種も現生種もいます。 現生するシーラカンス目は化石種と現生種の間で形態的な差異がほとんど見られない「生きている化石」の 一つです。 古生代と中生代のシーラカンス目は、、かつては世界中の淡水域や浅い海に広く分布していたと考えられて います。体形、体長もさまざまなものが知られ、現生のラティメリア属に近い体形のものから、タイ(鯛)の ように体高が高く扁平な体型をした種や、アンコウのような丸い形のもいました。 また、復元された全長が3mに達する巨大な種も知られています。 現生種で確認できたことですが、鰾(うきぶくろ)に詰っているのは空気ではなく油脂でした。水より軽い油を うきぶくろに蓄えることで浮力を得ているのです。 シーラカンス目は多くの化石種によって存在が知られており、古生代デボン紀に出現して広く世界の水域に 栄えましたが、約6500万年前(中生代白亜紀末)の絶滅イベントを境にほとんど全ての種が絶滅し、1938年 にアフリカ沖で1匹のシーラカンスが発見されるまで、専門家の間ではこの魚は6500万年前に絶滅したもの と考えられていました。 その後、2匹目の発見までに14年を要しましたが、現在までに、マダガスカル・南アフリカ近海で、約200個体 が捕獲されています。 現生のシーラカンス2種はいずれも水深約160〜200mのところに生息しています。 ある個体を試食したところ、肉は脂っぽくて非常に不味く、食用としては無価値であるといいます。 寿命は100年以上だという調査報告もあります。 現生種に関して「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)」の 第I類に指定され、取引は厳しく制限されています。 |
この動物が見られる
主な動物園・水族館 (北海道、関東) |
上野動物園 |