目
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カメ目 |
科
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ウミガメ科 |
体長
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甲長80〜115cm 卵は直径4.3〜5.3cmの球形。孵化直後の幼体は甲長約5cm。 |
尾長
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体高
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体重
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70〜230kg |
分布
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インド洋、大西洋、太平洋 日本では屋久島以南 |
食べ物
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食性はウミガメの中で唯一、植物食傾向の強い雑食で、主に海草(アマモ、ウミヒルモ、リュウキュウ スガモ等)を食べますが、藻類(キクヒオドシ、ツノマタなど)なども食べます。 子ガメは肉食性です。 |
主な特徴
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熱帯から亜熱帯にかけての水深の浅い沿岸域に生息します。 甲羅の表面はなめらかで色は黒に近く、マダラ模様があり、前足が長いのが特徴です。 幼体は表層に浮遊する藻類などに隠れて生活すると考えられています。 大規模な産卵地としてはイエメン、インドネシア、オーストラリア北西部、オマーン、コスタリカ、ソマリア が確認されています。 日本では小笠原諸島や南西諸島を主な産卵場としていますが、 1999年に鹿児島県頴娃町(現南九州市)の海岸で、2008年10月に愛知県豊橋市の 表浜海岸(片浜十三里)でも産卵が確認されています。 産卵地の近くにある海洋で交尾を行い、夜間に主に砂浜にある低木の下に穴を掘り、 日本では5〜8月に80〜150個の卵を数回に分けて産みます。 産卵巣はまず前肢で浅く穴を掘り、その中に後肢を使って深い穴を掘ります。 卵は45〜70日で孵化し、20〜25年で性成熟すると考えられていますが、 飼育下では生後8年で産卵を行った個体もいます。 ワシントン条約附属書Tに記載されているため、国際取引は全面禁止され、 ほぼどの国でも法令でその捕獲禁止がうたわれていますが、現在もなお、かなりの数が世界中で 捕獲され続けています。 日本でも小笠原諸島の父島および母島において食用目的のウミガメ漁が認められており、 年に135頭の捕獲制限が設けられています。 近年人工孵化と稚ガメの放流が行われており、生息数は安定してきています。 絶滅危惧(EN)です。 |
この動物が見られる
主な動物園・水族館 (北海道・関東) |
小樽水族館、八景島シーパラダイス 等 |