アルダブラゾウガメ


(学名:Dipsochelys dussumieri   英名:Aldabra giant tortoise)



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アルダブラゾウガメ アルダブラゾウガメ
カメ目
リクガメ科
体長
オス:最大甲長123cm メス:最大甲長89cm
卵は直径4.8〜5.5cm
尾長

体高

体重
70〜230kg
分布
セーシェル(アルダブラ環礁)固有種。
セーシェル(セーシェル諸島)、フランス(レユニオン)、モーリシャスに移入
食べ物
食性は植物食傾向の強い雑食で、主に草(イネ科、カヤツリグサ科)や低木の枝、葉(シクンシ科)などを
食べますが、動物の死骸、同種の糞を食べることもあります。
海岸沿いに生息する個体は草を、内陸部の低木林に生息する個体は木の葉を主に食べます。
鼻孔を使って浅い水溜りから摂水することもありますが、主に食物から水分を摂取します。
主な特徴
海岸沿いにある草原、内陸部の低木林、マングローブからなる湿原などに生息しています。
野生下ではあまり日光浴は行ないません。
世界最大のリクガメであるガラパゴスゾウガメに次いで、巨大になるゾウガメです。

1766年にマルク=ジョゼフ・マリオン・デュフレーヌによってセーシェルからモーリシャスに持ち込まれ、
1918年に死亡した個体(マリオンのゾウガメ)の152年の飼育記録があります。
これより長期の飼育記録として1750年生まれとされロバート・クライブに飼育された後に
2006年にアリポーア動物園で死亡した個体(アドワイチャ)の255年の飼育記録があります。
一方でロバート・クライブが最後にインドにいた1767年から1875年にアリポーア動物園が開園するまで
アドワイチャの関する記録がないこと、1875年にセーシャルから持ち込まれた個体とする報道もあるなど
実際に255年生きたという科学的根拠はありません。

食用や油用、動物園の展示目的、剥製目的、ペット目的の乱獲などにより生息数は激減しました。
化石からセーシェル広域に分布していたと考えられていますが、
20世紀初頭にはアルダブラ諸島を除いて絶滅しました。

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されています。
主に幼体が流通しセーシェルから輸入個体と飼育下繁殖個体が少数流通します。
超大型種のため広大なスペースが必要になり、一般家庭での飼育には向いていません。
幼体時から与える餌に偏りがあると、急激な成長に伴い、骨や甲羅に異常が起こりやすいです。

絶滅危惧種(危急種)です。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東)
夢見ヶ崎動物公園 等




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