エボシカメレオン

(烏帽子カメレオン)


(学名:Chamaeleo calyptratus  英名:Veiled chameleon)



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エボシカメレオン(烏帽子カメレオン) エボシカメレオン(烏帽子カメレオン)
エボシカメレオン(烏帽子カメレオン)
有鱗目
カメレオン科
体長
オス:約65cm メス:約45cm
尾長

体高

体重

分布
イエメン固有種
食べ物
食性は動物食傾向の強い雑食で、昆虫類、節足動物等を主に食べますが、
本種はカメレオンとしては珍しく、植物の葉や果実等も食べます。
本種の生息地は降雨量が少ないため、植物質を取ることで水分を摂取するという
環境に対する適応とされています。
主な特徴
比較的丈夫で、飼育しやすいカメレオンとして有名になった種類です。
高地にある湿度の高い森林に生息します。
危険を感じると体を大きく膨らませて体色を変化させ、口を大きく開けて警戒音を出して威嚇します。

オスの成体は頭部が上方へ高く伸長します。種小名calyptratusは「帽子を被った」の意。
和名は本種の頭部が烏帽子に見えることが由来です。英名のVailedは「ベールを被った」の意です。
幼体やメスの成体は頭部があまり高くなりません。
オスの後肢の踵には突起があります。またメスは妊娠すると体色が黒く変色します。

繁殖形態は卵生で、1回に20~72個の卵を地中に産みます。
卵は150~200日程で孵化し、幼体は生後1年で成体と変わらない程の大きさに成長します。

ペットとして日本にも輸入されています。
流通量は多く、主に飼育下繁殖個体が流通します。
カメレオン飼育の入門種と紹介されることもあります。テラリウムで飼育します。
比較的大型(特にオス)になるため、飼育にあたっては大型のケージを用意します。
また樹上棲のため、高さのあるケージで飼育するのが望ましいです。
寿命は5年前後です。

ワシントン条約附属書IIに掲載され、国際取引が制限されています。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東)
上野動物園 等




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