目 | カメ目 |
科 | リクガメ科 |
体長 |
最大甲長36cm。 卵は長径3.7〜5.8cm、短径2.4〜4cmの楕円形。孵化直後の幼体は甲長3.1〜4.9cm |
尾長 | |
体高 | |
体重 | |
分布 |
インド北東部、カンボジア、タイ、中華人民共和国(広西チワン族自治区南部)、 ネパール、バングラデシュ、ベトナム、マレーシア(マレー半島北部)、ミャンマー、ラオス |
食べ物 |
食性は植物食傾向の強い雑食で、果実、花、茎、根、葉、タケノコ、キノコ、陸棲の貝類、 動物の死骸など |
主な特徴 |
アジアを代表するリクガメの一つです。 サバナ気候や熱帯モンスーン気候の丘陵や低山地にある、やや乾燥した落葉広葉樹林 (主にサラソウジュやチークからなる落葉高木林)に生息しますが、竹林、草原などにも生息します。 雨季は活発に活動(特に雨季の始まりや雨が降った後)しますが、乾季は薄明薄暮性傾向が強くなります。 日の当たらない林床に生息するためか強い光を嫌う傾向があり、あまり日光浴を行いません。 高温時には唾液で体を濡らし、気化熱により体温を下げます。 オスは繁殖期になると頭部がピンク色に染まります。 背甲の色彩は変異が大きく、黄褐色から黒まで様々です。 繁殖形態は卵生で、主に乾季から雨季にさしかかる時期にオスは鳴き声をあげながらメスに近づき、 頸部を上下に振ります。その後メスに体当たりしたり噛みつきを繰り返し、メスが動きを止めると交尾します。 雨季に1度に1〜7個、最大9個の卵を年に1〜2回産みます。 年に2回産む場合は間隔が6〜8週間以上空きます。 生息地では食用とされることもあります。 開発による生息地の破壊、食用やペット用の乱獲などにより、生息数は激減しています。 ペットとして日本にも輸入されています。 主にマレーシア産の野生個体が流通しますが、生息数の減少に伴い流通量は減少しています。 飼育下繁殖例もあり、飼育下繁殖個体が流通することもあります。 野生個体が多いため、体内に寄生虫を持つ可能性が高く、輸入直後の個体はやや高温と適切な湿度を 維持した環境で飼育し、駆虫を行うことが薦められています。 極度の乾燥に弱く、乾燥させると床材やシェルターに潜り不活発になるため、全身が浸かれる水容器や 湿った床材を敷いたシェルターなどを設置します。極度の高湿度でも雑菌が繁殖し、 体調を崩しやすくなるため、注意が必要です。餌として葉野菜、果実、キノコなどを与えます。 ワシントン条約附属書IIに掲載され、取引は制限されています。 絶滅危惧(EN)です。 |
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