目 | カメ目 |
科 | リクガメ科 |
体長 |
15〜18cm(最大20cm) 卵は長径3.7〜5cm、短径2.2〜3.9cm |
尾長 | |
体高 | |
体重 | 460〜800g |
分布 | ケニア南部、ザンビア北東部、タンザニア北部 |
食べ物 | 食性は植物食で、草(主に乾燥した草)、多肉植物 |
主な特徴 |
甲羅はやわらかく、大きく息を吸って膨らませることができます。 そのため、岩の間や隙間などに入り込んで腹甲を膨らませて体を固定し、肉食動物などの外敵から 引き出されるのを防いだり、垂直な割れ目を上り下りすることもできます。 甲羅のやわらかさが、パンケーキの名前の由来です。 標高約1,800m以下の丘陵や低山地にあるサバンナや乾燥した藪地、低木林などに生息し、 乾燥して藪や有刺低木が点在し、岩がある環境を好みます。薄明薄暮性です。 岩の下や岩の割れ目などを隠れ家としその周辺で活動し、1つの隠れ家に複数個体が同居する事も あります。乾季になると隠れ家で休眠します。 繁殖形態は卵生で、乾季を除いて周年交尾を行いますが、主に1〜2月に交尾を行います。 オスはメスを追いかけたり噛みつく、ひっくり返すなどして交尾を迫ります。 7〜8月に隠れ家の周辺にある地面に穴を掘り(隠れ家内に産む事もある)、1回に1個(まれに2個)の 卵を産みます。野生下では卵は12月〜翌1月に孵化します。 開発や放牧による生息地の破壊、ペット用の乱獲などにより生息数は激減しています。 ケニアでは輸出を制限し、タンザニアでは養殖個体を輸出するなどの保護対策が進められています。 1998年にEUでは本種の輸入が禁止されました。しかし過去には本種が分布しないコンゴ共和国や コンゴ民主共和国、モザンビークからの野生個体の輸出や、ザンビア、ブルガリアなどから 飼育下繁殖個体とされる個体が大量輸出された例もあり、密輸が行われている可能性もあります。 1990年代以降はほぼ日本にペット用に輸出されています。 飼う場合は、テラリウムで飼育し、適度な大きさの隠れ家(シェルター)を設けます。 全身が浸かれることができる水容器を設置し、ケージ内に局所的な熱源を照射し 一部が高温になる場所を設けます。 寿命は20〜30年です。 ワシントン条約附属書IIに掲載され、取引は制限されています。 絶滅危惧種(危急種)です。 |
この動物が見られる 主な動物園・水族館 (関東) |