目 | 有鱗目ヘビ亜目 |
科 | ナミヘビ科 |
体長 | 80〜200cm |
尾長 | |
体高 | |
体重 | |
分布 | 日本(北海道、本州、四国、九州、大隅諸島)固有種 |
食べ物 |
食性は幅広く、ネズミ、小鳥、トカゲ、カエルのほか、他種のヘビも素早い動きで捕らえます。 特に爬虫類や両生類を好み、共食いもします。飼育下ではドジョウを食べた記録もあります。 |
主な特徴 |
本種はアオダイショウ、ヤマカガシとともに、日本国内の農村部でよく見られるヘビです。 主に耕地や河川敷に住み、草原や森林にも住みます。 危険を感じると尾を激しく振るわせ、地面を叩いて威嚇します。 通常は淡黄色の体色に、4本の黒い縦縞模様が入りますが、縞が全くない個体もいます。 種小名quadrivirgataは「4つの縞」の意です。 虹彩は赤く、瞳孔は縦長の楕円形です。 幼蛇は体色が淡黄色。縦縞は無いか不鮮明で、赤褐色の横縞が入ります。 伊豆諸島祇苗島産の個体は、海鳥の卵や雛しか食べるものがないために大型化し、2mになる個体も います。逆に北海道産の個体は小さく、80cmに満たないです。 黒化型(メラニスティック)もいて、「カラスヘビ」(烏蛇)と呼ばれます。その個体は虹彩も黒いです。 わずかではありますが、アルビノ個体もいます。 繁殖形態は卵生で、4〜5月に交尾を行い、7〜8月に4〜15卵を産みます。 繁殖期にはオス同士でからみ付き合い争うコンバットダンスと呼ばれる行動が見られます。 メスは出産直後から、しばらくの間は卵を守ります。 ペットとして飼育されることもあります。 飼育は比較的容易とされますが、同大のヘビと比べると広めのケージが必要であること、 昼行性で日光浴を好むこと、ごく稀にカエル類にしか餌付かない個体がいること(殆どの個体はマウスに 容易に餌付く)などが注意点とされます。 性質には個体差はあるものの、アオダイショウやヤマカガシに比べると神経質で攻撃的な個体が多いです。 また、無毒ではありますが、歯は鋭く、咬まれるとかなり痛いです。口内から破傷風菌が検出されたとの 報告もあるので、咬まれたら患部を水でよく洗い、消毒して下さい。 |
この動物が見られる 主な動物園・水族館 (関東) |