目
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食肉目 |
科
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イヌ科 |
体長
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120〜129cm |
尾長
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27〜40cm |
体高
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体重
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分布
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北海道 |
食べ物
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主にエゾシカ。他に海岸に打ち上げられたニシンやクジラの死体も食べていました。 |
主な特徴
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北海道に分布していたタイリクオオカミの亜種です。 かつては北海道に分布していましたが、明治時代から減少、現在では絶滅したとされます。 7万年〜1万5千年ほど前、北海道が大陸と陸続きの時にシベリア方面から渡ってきたと 言われています。 大きさは現存するオオカミの中でも大型である北米やシベリアのオオカミに匹敵するほど 大きかったようです。 体毛は黄色っぽく、尾の先端は黒色。両前足には黒斑があり、吻は細長いです。 地面に穴を掘って営巣し、平均で6匹の子を産みました。 7〜13頭ほどの家族群で行動し、稀に30頭以上の群れを作ることもありました。 古来からアイヌの人々とは共存しており、「狩をする神(ホロケウ)」、「吠える神(オオセカムイ)」と呼ばれ 崇められていました。また、イオマンテの対象とされることもありました。 明治に入り、エゾオオカミの獲物であるエゾシカが和人によって乱獲されるようになり、 エゾオオカミは代わりに家畜を襲うようになりました。 1876年に開拓使によって賞金がかけられ駆除が始まりました。 エゾオオカミによるウマへの被害が酷かったためエドウィン・ダンの提案により、 1879年の夏から秋にかけてストリキニーネを用いた毒餌により駆除が実施され、 絶滅に追い込まれました。 1889年に函館地方で35頭、札幌で4頭の捕獲を最後に公式記録から消え、 1896年に函館の毛皮商が扱った毛皮を最後にエゾオオカミの消息は絶えてしまいました。 今現在では、剥製がわずかに4体あるだけです。 |
この動物が見られる
主な動物園・水族館 (関東) |