目
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食肉目 |
科
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ネコ科 |
体長
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50〜65cm |
尾長
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21〜31cm |
体高
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体重
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2.5〜4.5kg |
分布
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シベリア南部からアジア中央部をへてイラン、アフガニスタン |
食べ物
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主食はナキウサギやネズミ類で、 たまにハタリス、ユキウサギ、トガリネズミ、鳥類なども捕食することがあります。 |
主な特徴
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マヌルネコ(まぬる猫、英名Pallas's CatまたはManul、学名Felis manulまたはOtocolobus manul)は ずんぐりとした体が特徴の食肉目ネコ科の動物の一種です。 マヌルとはモンゴル語で「小さいヤマネコ」の意味で、モウコヤマネコという別名があります。 ネコ科の動物の中では最も古い種で、絶滅種であるFelis lunensis (Martelli's Cat) と共に Pseudaelurus属から約1500万年前に分岐した最初の2種のうちの1種であると考えられています。 体毛が長く密集して生えているので丸々と太った立派な体型に見えます。 この厚い毛のおかげで、雪の上や凍った地面の上に腹ばいになったとき体を冷やさずにすむのです。 主に単独で行動し、繁殖期を除けば他の個体と出会うことは稀です。 昼間は、岩の割れ目、岩穴、マーモットなどの掘った穴などに潜み、夜になると活動をはじめます。 脚はあまり速くないので主に待ち伏せ、尾行による狩りを行います。 その際、身を隠すのに背の低い植物や岩の多い地形を使います。 感染症による死亡率が高く、飼育下での繁殖は困難な動物です。 生息地が高地のため病原菌が少なく、免疫力が低い為だと考えられています。 ヤマネコは毛皮として珍重されるうえ、生息地が減っているために、急激に数が減っています。 準絶滅危惧(NT)です。 |
この動物が見られる
主な動物園・水族館 (北海道、関東) |
上野動物園 等 |