目 | 無尾目 |
科 | アカガエル科 |
体長 | 11〜18cm(最大22cm) |
尾長 | |
体高 | |
体重 | 500〜600g |
分布 |
アメリカ合衆国東部・中部、カナダ南東部、メキシコ北東部に自然分布 日本(北海道、本州、四国、九州、南西諸島)、大韓民国、台湾、アメリカ合衆国(プエルトリコ)、 ヨーロッパ(イタリア、オランダ、フランスなど)、キューバ、メキシコ、タイ、マレーシアに 外来種として定着しています。 |
食べ物 |
昆虫類、節足動物、甲殻類などを主な食物とし、日本ではカマキリ、ヤゴ、バッタ、トンボなどを よく食べています。 また、魚類、両生類、小型爬虫類、鳥類、小型哺乳類さえも捕食することがあり、 食糧が不足すると共食いをすることもあります。 |
主な特徴 |
日本国内最大のカエルです。 1910年代にアメリカから移入された外来種です。 水草の繁茂する流れの緩やかな河川、池沼、湖、湿地などに生息します。 警戒心が強く、外敵が近づくと跳躍して逃げます。鳴き声は「ブオー、ブオー」というウシに似たもので、 和名の由来にもなっています。 鳴声は非常に大きく、数km離れていても聞こえることもあり、時に騒音として問題になるほどです。 大型かつ貪欲で、環境の変化に非常に強い本種は在来種を捕食してしまうことが懸念されています。 日本を始めアメリカや韓国では在来カエルの減少が問題視されており、 本種が生息している水域では他のカエルが見られなくなってしまった場所もあります。 国際自然保護連合によって世界の侵略的外来種ワースト100に指定されているほか、 日本でも日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれています。 こうした悪影響からヨーロッパや韓国では輸入が禁止されています。 日本では2006年に外来生物法により特定外来生物に指定されました。 この法律に従って日本国内では飼育や販売が禁止されており、本種が流通することはなくなりました。 また、野生化している本種を捕まえることは違反であり、逆に飼育している個体を 野外へ放すこともできません。 これらの行為を行った場合、個人であれば3年以下の懲役または300万円以下の罰金という 厳しい罰則が科せられます。 ただし、学術利用などの合理的な目的があれば特別な許可を得ることで、捕獲や飼育が 限定的に認められます。 |
この動物が見られる 主な動物園・水族館 (関東) | 井の頭公園 |