目
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食肉目 |
科
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イヌ科 |
体長
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尾長
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体高
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オス20〜25cm、メス20〜25cm |
体重
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1.8〜3.2kg |
原産国
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東欧のポメラニア地方(ドイツ、ポーランドにまたがる) |
食べ物
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雑食 |
主な特徴
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愛犬家でこの犬種の名を知らない人はいない程にポピュラーな愛玩犬です。 ポメラニアンの祖先はアイスランドやラップランドの氷原でソリを曵いていた大型のスピッツ族サモエドです。 この大型スピッツがドイツに移入され牧羊犬、番犬として使用されました。 スピッツはもともと体重が13kgもありましたが、ドイツで使役犬として定着するに従って 徐々に小型化して行きます。 ドイツでは現在でもポメラニアンを「小型スピッツ」と呼んでいます。 小型スピッツは北ドイツのポメラニア地方で多く飼育されていたために、 海外ではポメラニアンと呼ばれるようになりました。 1888年イタリアを旅行したビクトリア女王にポメラニアン「マルコ」が贈られましたが、 マルコは体重が9kgあったと言われています。 19世紀以降ポメラニアンがヨーロッパ各地に紹介されるようになると、 さらに小型のものが求められるようになり、ポメラニアンの小型化に拍車がかかります。 ポメラニアンは小さくなるに従って人気が高まり、かつてのソリ曵き犬が婦人向けの愛玩犬として 脚光をあびる事になりました。 日本では高度成長期に座敷犬の飼育ブームがおこり、ポメラニアンは事実上我が国のペットブームの 幕開けを飾った犬です。 ブームの追い風を受けて利殖目的で参入した素人ブリーダーがまず手がけたのも ポメラニアンの繁殖でした。 ペーパーボーンと言われる骨格の虚弱な犬や、サイズの過大など問題のある犬が市場に出回り、 犬質の低下が嘆かれました。 ポメラニアンは小型で短胴、被毛は豊富で美しく開立し、尾はふさふさと巻き背中に負います。 好奇心旺盛で、いつも何かを探してはしゃぎ回っている印象を受けます。 ちやほやされるのが大好きで、そのためなら誰にでも愛想を振りまきます。その反面マイペースで、 自己中心的な面も強く、自分にとって嫌なことをされるとたちまち豹変して、牙を剥いて怒ることもあります。 生後3ヶ月頃には一旦毛が抜け落ちて貧弱になりますが、成長の過程なのでまたすぐに毛吹いてきます。 寿命は約12〜16年です。 |
この動物が見られる
主な動物園・水族館 (北海道、関東) |