シロオリックス


(別名:三日月角オリックス)


(学名:Oryx dammah  英名:Scimitar-horned oryx , White oryx)



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シロオリックス(三日月角オリックス) シロオリックス(三日月角オリックス)
偶蹄目
ウシ科
体長
160〜175cm
角長:80〜127cm
尾長
45〜60cm
体高
肩高:110〜125cm
体重
180〜210kg
分布
アルジェリア、エジプト、スーダン、セネガル、チャド、ニジェール、マリ共和国、モーリタニア、モロッコ、
リビアに分布していましたが絶滅。
チュニジア南部に再導入、アメリカ合衆国(テキサス州)に移入。
食べ物
食性は植物食で、主に草を食べますが、木や草の根、果実なども食べます。
主な特徴
砂漠やサヘルに生息していました。小規模な群れを形成して生活します。
オスメス共に、後方へ湾曲したサーベル状の角があります。
水が豊富な環境では毎日水を飲みますが、長期間水を飲まなくても生活することができます。
繁殖形態は胎生で、妊娠期間は242-256日。主に9-11月に1頭の幼獣を産みます。
出産直後の幼獣の毛は淡黄褐色で、暗色斑は入りません。

以前は季節によって1000頭以上の大規模な集団で移動を行い、6-7月の雨季になると
サハラ砂漠中部へ北上し、3-5月の乾季になるとサハルへ南下していました。
しかし、乱獲、家畜との競合などにより生息数が激減しました。19世紀にサハラ砂漠北部で絶滅し、
近年まではサハラ砂漠の南縁にのみ分布すると考えられていました。1964年における生息数は4,000頭、
1981年における生息数は1,500頭と推定されていました。一方でニジェールにおける1986年の調査、
チャドにおける1997年および1998年の調査でも本種やその痕跡を確認できず、野生個体は絶滅したと
考えられています。
現在では飼育下個体を繁殖させ、再導入する試みが進められています。
1991年にはチュニジアで191頭が再導入されました。

日本国内では1968年に多摩動物公園が初めて飼育下繁殖に成功しました。

ワシントン条約附属書Iに記載され、取引が厳しく制限されています。
絶滅危惧種(自然界では絶滅)です。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)
多摩動物公園




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