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目 | 偶蹄目 |
科 | シカ科 |
体長 |
110〜120cm (角長)約30cm |
尾長 | |
体高 | (肩高)約80cm |
体重 | オス:25〜45kg メス:20〜35kg |
分布 | 鹿児島県屋久島 |
食べ物 | 草食 |
主な特徴 |
ニホンジカの亜種の一つで、鹿児島県屋久島にのみ生息します。 ニホンジカの亜種のうちではケラマジカに次いで小さく、近縁種はキュウシュウジカです。 体色は、夏期には赤褐色に白い模様があり、冬期には灰色がかった色で模様はありません。 秋から冬にかけては10頭前後の群れを作って生活します。それ以外の季節は、メスは若いオスや その年に生まれた子供と群れを作り、大人のオスは別の集団を作ります。 森林と野原のあるような場所を好み、日中は森林で休み、早朝や夕方に野原へ出て草を食べます。 昭和30年代〜50年代には2000〜3000頭まで減少したとされますが、捕獲規制等を実施した結果大幅に 頭数が回復しました。1998〜2009年度に行った調査では、生息頭数は全島でおよそ12000〜16000頭と 推定されています。 最近では、名産のポンカンやタンカンの樹皮を食べる等の農業への被害、スギの食害等の林業への被害、 コモチイヌワラビの絶滅をはじめとする植生や希少植物の生育への悪影響が及んでいます。 そこで、2010年7月28日には、これらの被害に対する対策を講じるために、屋久島世界遺産地域科学委員会 のもとにヤクシカ・ワーキンググループが設置されています。 |
この動物が見られる 主な動物園・水族館 (北海道、関東) | 井の頭公園 |