目
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カモ目 |
科
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カモ科 |
体長
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50〜80cm (生まれたばかりのヒナは70g前後) |
尾長
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体高
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体重
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3〜5kg |
分布
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ヨーロッパや中国などで飼育が始まり、飼育が容易なこともあり、世界中で幅広く飼育されています。 |
食べ物
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食性は雑食性で、家禽用の穀物類を主にしたエサのほか、人間の食べる野菜類やフルーツ、ハムや ベーコンなど、個体差はあるものの、基本的には何でも食べます。 家禽から野生化したものは、草の新芽や、小型の昆虫類、土壌動物などを捕食します。 |
主な特徴
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カモ科のマガモから人為的に作り出された家禽(かきん)で、水鳥です。 野生のマガモを飼いならして家禽化する際、体が大きく重くなり、翼は小さくなって数mほどしか飛ぶことが 出来なくなりました(個体や品種にもよる)。また、体形も太ったもの、直立して歩くものなど色々変化しま した。 クチバシは黄色が主で、幅が広いいわゆる「アヒル口」の形をしています。上下には細かいギザギザが あるため、獲物の虫をくわえとったり、雑草の新芽を切り取ったりするのに利用します。 足は黄色やオレンジ色で、大きな水かきを持っています。細い木の枝などにつかまることはできません。 体温は摂氏40.0〜41.5度ほどです。 日本でよく飼われているものには白色でクチバシと水かきの黄色いシロアヒル、マガモ形(オスは首が緑色 をしていて白い帯があり、胸は褐色。メスは全身が褐色で黒斑がある)のアオクビアヒル、淡黄色の シキアヒルがあります。この他、羽毛や体毛がカーキ色のカーキーキャンベルも、採卵用として飼育されて います。 アヒルとマガモの交配種が、アイガモです。アイガモは飛ぶことが出来ますが、アヒルは野生化した個体で あっても、飛ぶのは苦手です。 アイガモの外見はマガモに似ています。 家禽のため主に飼育下で生息していますが、中には家禽が野生化したものも見られます。 野生化したものは、池や沼地、河川のそばなど淡水域で主に暮らします。日本の公園などにも幅広く生息 しています。 野生化したものは淡水域で暮らすことが多いですが、先祖のマガモが海上で暮らすこともできたため、 海上で暮らすこともできます。 用途は愛玩、食用、採卵、羽毛採集などです。現在鴨肉として流通しているものの大半はアヒルの肉です。 アヒルとマガモを交配させたアイガモの肉も鴨肉として流通していることもあります。 ガチョウ(雁を家畜化したもの)との大きな違いは、クチバシの膨らみ具合と首の長さです。 寿命は5〜10年ほどです。 |
この動物が見られる
主な動物園・水族館 (北海道、関東) |
上野動物園、埼玉こども動物自然公園、野毛山動物園、円山動物園 等 |