シノリガモ
晨鴨

(学名:Histrionicus histrionicus  英名:Harlequin duck



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シノリガモ(晨鴨) シノリガモ(晨鴨)
シノリガモ(晨鴨) シノリガモ(晨鴨)
カモ目
カモ科
体長
38〜50cm  (翼開長)63〜70cm
尾長

体高

体重
0.5〜0.8kg
分布
アイスランド、アメリカ合衆国、カナダ、大韓民国、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、デンマーク
(グリーンランド)、日本、メキシコ、ロシア東部に分布します。
アイスランド、グリーンランド、ニューファンドランド島、ラブラドル半島で繁殖し、冬季になると北アメリカ大陸
沿岸部で越冬する個体群と、アラスカからカリフォルニア湾、シベリア東部からカムチャッカ半島などで繁殖
し、冬季になると東アジア沿岸部で越冬する個体群がいます。
日本では冬季になると北海道や東北地方の沿岸部に飛来(冬鳥)しますが、一部は夏季にも留まり繁殖しま
す(留鳥)。
食べ物
食性は雑食で、昆虫、甲殻類、貝類、ウニ、藻類などを食べます。繁殖地では渓流内の昆虫を潜水して
食べ、越冬地では甲殻類や貝類を潜水して食べます。
主な特徴
繁殖期には河川の上流で滝と淵の連なる渓流、非繁殖期には海岸の岩場や崖の多い所、特に岩礁地に
生息します。
冬は荒波をかぶるような場所の岩礁地で、水中に潜水して採餌します。水中に頭だけ入れてとったり、水際
の岩からこそぎとるように藻類をとったり、潜水してとったりします。河川では、特にブユの幼虫をよく食べま
す。

オスはほぼ全体が黒色がかった青色で、体中に長短大小の白斑をいくつも持ちます。わき腹は赤褐色、
クチバシと足は灰黒色です。
メスは全体が黒褐色で、腹は淡色、顔の片方に3つの淡色斑があります。
ヒナはメスと同様の色です。

渓流の近くの草原や岩の隙間などに枯れ草などを組み合わせた巣を作りますが、樹洞に巣を作ることもあり
ます。5〜7月に4〜8個の卵を産みます。メスが抱卵し、抱卵期間は27〜29日、ヒナは孵化してから2〜3か月
で飛翔できるようになります。生後2年で性成熟します。

北海道では普通に見られる鳥ですが、その他の地域での観察例は少なく、環境庁から「希少種」に指定され
ています。
開発による生息地の破壊などによる生息数の減少が懸念されています。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東)


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