アシハラガニ

(葦原蟹)


(学名:Helice tridens



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アシハラガニ(葦原蟹) アシハラガニ(葦原蟹)
十脚目(エビ目)
モクズガニ科 (旧分類ではイワガニ科)
体長
甲幅:約30mm
尾長

体高

体重

分布
中国東岸、香港、朝鮮半島、日本に分布します。日本では本州以南に分布。
食べ物
食性は雑食性で、色々なものを食べます。捨てられた生ゴミを食べたり、コメツキガニやアカテガニ
などの他のカニを捕食することもあります。
主食はヨシの葉などの植物質の分解過程のデトリタスです。
主な特徴
河口や内湾の砂泥干潟やその上側にある塩沼に生息し、ヨシ原のある干潟などでよく見かけます。
干潟を徘徊するカニとしては大型です。
砂泥に直径3〜4cm、深さ40cmほどの巣穴を掘って生活していますが、アカテガニやベンケイガニのように
海から遠く離れることはありません。
生息地周辺では、陸側に多いハマガニ、海側に多いハクセンシオマネキ、チゴガニ、ヤマトオサガニ等との
棲み分けが見られます。
潮の引いた砂泥上で活動しますが、昼よりも夜のほうが活発です。
外見はクロベンケイガニやハマガニにも似ていますが、鋏脚が左右同じ大きさで、体表に目立つ模様や
顆粒がないことで区別できます。
主な天敵はシギやサギなどの海鳥です。敵が来ると巣穴に逃げ込むか、大きく頑丈な鋏脚を振りあげ
威嚇します。また、その場に伏せてじっと動かないこともあります。

従来の分類ではイワガニ科ベンケイガニ亜科とされていましたが、21世紀初頭にカニ分類の大幅な見直し
が行われ、本種と、その近縁種はモクズガニ科へ移されました。
地方名としてシオガニ(佐賀県有明海沿岸)等もあります。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)
油壺マリンパーク



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