ノコギリガザミ


(別名:マングローブクラブ)


(学名:Scylla serrata  英名:Mud crab / Mangrove crab)



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ノコギリガザミ(マングローブクラブ) ノコギリガザミ(マングローブクラブ)
十脚目(エビ目)
ワタリガニ科
体長
(甲長)10〜13cm  (甲幅)17〜23cm
尾長

体高

体重

分布
西太平洋、インド洋、ハワイ諸島に広く分布。
日本でも沖縄、八重山諸島をはじめ、相模湾まで記録があります。
食べ物
食性は動物食で、魚やカニ等を食べます。
主な特徴
波の静かな内湾や、河口の汽水域などに生息しています。
甲幅は20cmを超え、ガザミ類中の最大種です。
甲羅に同じような大きさでトゲがあり、それがノコギリのように見えることから「ノコギリガザミ」と呼ばれて
います。

マングローブの根元や砂泥干潟、転石帯に大きな巣穴を掘ります。昼は巣穴に潜んでいますが、夜に巣穴
から出て活動し、満ち潮に乗って波打ち際付近で餌を採ります。縄張り意識が強く、特にオス同士が鉢合わ
せると喧嘩になります。戦いの時などに失ったハサミや脚は数回の脱皮を繰り返すうちに再生します。

ハサミ脚は巨大ですが左右で大きさが違い、比較的小さく細いハサミと大きく太いハサミが付きます。
餌の貝類を捕食する際に小さいハサミで掴み、大きいハサミで殻を砕きます。ハサミ脚の力は強く、乾電池
を潰してしまう程です。第5歩脚(最も後ろの歩脚)はガザミやイシガニなど他のワタリガニ類と同様に平たい
遊泳脚に変化しています。

重要な食用種であり、味は濃厚、美味なカニの一つにも挙げられています。
日本では地域により胴満蟹(ドウマンガニ)、甲丸などと呼ばれています。英名はマッドクラブ(泥蟹の意)、
マングローブクラブと呼ばれます。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)
油壺マリンパーク 等



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