目
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十脚目(エビ目) |
科
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スナガニ科 |
体長
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(甲幅)20〜40mm |
尾長
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体高
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約25mm |
体重
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分布
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三重県以南から沖縄本島 |
食べ物
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主食は、干潟の表面に堆積した砂や泥に含まれる有機物(プランクトン、デトリタスなど)です。 |
主な特徴
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内湾や河口付近の泥質の干潟に生息しています。 オスはその体以上の大きさのハサミを持ち、先端が白く根元に朱色が入ります。大きなハサミを持つのは オスのみで左右どちらかだけが大きく、他方はとても小さくそちらでエサを採ります。名前は、このハサミを 繁殖期である夏に大きく振る様子(ウェービング)が潮を招くように見えることから付きました。 英名「Fiddler crab」の「Fiddler」はヴァイオリン奏者のことで、やはりこれもウェービングの様子を表した 名前です。 日本には10種類ほどのシオマネキがいますが、九州以北ではシオマネキと二回りほど小型の ハクセンシオマネキの2種類しかいません。ハクセンシオマネキは砂泥質の干潟に棲むので同じ所で 見ることはありません。 有明海沿岸地方ではタウッチョガネ、ガネツケガニ、マガニなどと呼ばれています。 アリアケガニやヤマトオサガニなどと共に漁獲され、殻ごと砕いて塩漬けにし食用にされます。「がん漬」 「がね漬」と呼ばれています。 浚渫工事や環境汚染、あるいは河岸をコンクリートで固めてしまう等により、生息数は激減しています。 環境省が2000年に発表した無脊椎動物レッドリストでは準絶滅危惧(NT)とされていましたが、絶滅の おそれが増大したとの判断から、2006年の改訂で絶滅危惧II類(VU)(危急種)となりました。 |
この動物が見られる
主な動物園・水族館 (北海道、関東) |
新江ノ島水族館 等 |