アビシニアコロブス


(別名:ゲレザ、クロシロコロブス)


(学名:Colobus guereza  英名:Mantled Guereza , Abyssinian Black-and-white Colobus , Abyssinian Colobus)



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アビシニアコロブス(ゲレザ、クロシロコロブス) アビシニアコロブス(ゲレザ、クロシロコロブス)
霊長目(サル目)
オナガザル科
体長
50~70cm
尾長
50~90cm
体高

体重
5.5~14.5kg
分布
カメルーン、赤道ギニア、ナイジェリア、エチオピア、ケニア、タンザニア、ウガンダ、チャドを含む、
中央及び東アフリカの大部分の地域
食べ物
食性は雑食で、主に果物。花や小枝、芽、種、若枝、昆虫等も食べます。
主な特徴
低地と高地を含めた熱帯雨林や森林、樹木の生えた草原地帯の樹上で暮らしています。
昼行性で、かつ樹上性です。
ほとんどのコロブス属と同様に頬袋を持たず、親指がありません。コロブスとは「ちぎれた」というギリシャ語
からきた言葉で、手の親指がほとんど無いことから付けられました。
体毛は艶やかな黒と白、顔面と臀部は白い毛で囲まれ、U字型をしたマント状の白い毛が体の側面と背面を
覆っています。尾の末端には白い毛が生えています。この白と黒のコントラストが、森林では擬態となって
天敵から身を隠します。
幼獣は全身白色で、徐々に黒い毛が現れ、約3ヶ月ほどで親と同じ色になります。
鼻の先端はほとんど口と接しています。後足は木の間を飛び跳ねて枝伝いに飛び移るために長く伸び、
発達した筋肉を持っています。硬くなった臀部により、苦痛を感じる事なしに長時間細い木の枝に座り
続ける事ができます。
消化器官は葉を消化するのに適し、胃は発達して特殊化し、発酵のためのバクテリアを含んでいます。

アビシニアコロブスの群れは通常6~9匹から構成され、1匹以上の成獣のオスを含んでいます。
群れ同士が偶然遭遇すると、仕草と声による示威行為が行われ、成獣のオスが夜を徹して行うコーラスに
より、群れ同士の距離が保たれています。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)
上野動物園、千葉市動物公園 等




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