オニオオハシ
(鬼大嘴)

(学名:Ramphastos toco  英名:Toco Toucan)



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オニオオハシ(鬼大嘴) オニオオハシ(鬼大嘴)
オニオオハシ(鬼大嘴) オニオオハシ(鬼大嘴)
キツツキ目
オオハシ科
体長
約80cm(うち、クチバシが約20cm)
尾長

体高

体重
500~850g
分布
ギアナ、ブラジル、ボリビア、アルゼンチン北部
食べ物
食性は雑食で、主食は果実、昆虫や鳥の卵も採食するなど食性は多様。
主な特徴
川の近くの熱帯雨林に生息しています。
オオハシ科では最大です。
オオハシの仲間は大きなクチバシで小さな果実も器用につまみ取りますが、その果実は一度上へ
放り投げないと飲み込めません。
求愛行動は、クチバシで果実を採取して投げ合います。

オニオオハシは、6羽程度の小さな群れを形成します。木の穴に巣を作り、毎年2~4個のペースで繁殖し、
番(つがい)でヒナを育てます。ヒナのクチバシは最初は小さいですが、成長とともに大きくなり、数カ月で
成鳥のクチバシと同じ大きさになります。

特徴的な大きなクチバシは、その大きさの割りに非常に軽い構造になっており、木の実や果実を取るのに
都合良くできています。
クチバシの内部構造は『ハニカム構造(ハチの巣のように六角形の穴が並んだ構造)』をしています。
これは大きなクチバシが重くなり過ぎて飛べなくなるのを防ぐための工夫と思われます。
さらに、体内の熱を血管を通じて放熱するラジエターの役割があることが最近の研究で分かりました。

昔は「オオオオハシ(大大嘴)」と呼ばれていました。
寿命は、野生下で約20年です。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)
上野動物園、東武動物公園、井の頭自然文化園、千葉市動物公園、草津熱帯圏 等

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