目 | カメ目 |
科 | イシガメ科 |
体長 |
最大甲長30cm。オスよりもメスの方が大型になり、オスは最大甲長19.9cm(正確な計測値がないが 日本で甲長21cmの発見例もあり)。日本の個体群は大型になるとされ、中華人民共和国の個体群は メスの最大甲長23.6cm、オスの最大甲長14.6cm。 |
尾長 | |
体高 | |
体重 | |
分布 |
大韓民国、中華人民共和国(東部から南東部にかけて、香港)、日本(本州、四国、九州、佐渡島、 淡路島、壱岐、隠岐、対馬、五島列島、奄美大島、沖縄島、久米島、諏訪之瀬島など) |
食べ物 |
食性は雑食ですが、大型個体は貝類や大型の甲殻類も噛み砕いて食べます。 主に水中で採食を行います。 |
主な特徴 |
日本の川や池などで最も普通に見られる、馴染み深いカメです。 目の後方から首にかけて、はっきりとした黄色(〜黄緑色)の模様があります。 ニホンイシガメと似ていますが、甲羅(背甲)に3本のキール(稜線)があること、 甲羅の一枚一枚(いわゆる亀甲)が黄色の縁取りがあることなどで見分けることができます。 流れの緩やかな河川、湖、池沼、湿原、水たまり、水田などに生息します。 昼行性ですが、夏季は薄明薄暮性、夜行性傾向が強くなる個体もいます。 日光浴を行うことを好み、陸づたいに水場を移動する個体もいます。 背甲はやや扁平で、上から見るとやや細長く角張った楕円形や俵型です。 椎甲板と肋甲板に3つずつ筋状の隆起(キール)があり、特に椎甲板のキールは顕著。 背甲の色彩は主に褐色、灰褐色、暗褐色、黒。 繁殖形態は卵生です。 オスは水中でメスの吻端に頭部や前肢を擦りよせるような行動で求愛し、 メスが動きを止めオスを受け入れると交尾します。 水辺から離れた地面に穴を掘り、日本では6〜8月に1〜14個の卵を1〜3回に分けて産みます。 卵は2か月で孵化します。幼体は夏季から初秋にかけて地表に現れる個体もいますが、 多くの幼体は孵化後に地中で越冬し、翌年の春季に地表へ現れます。 ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されています。 日本国内の野生個体および飼育下繁殖個体、中華人民共和国からの飼育下繁殖個体が流通します。 主に中華人民共和国から孵化直後の養殖個体が「ゼニガメ」の商品名で多く流通します。 ワシントン条約附属書IIIに掲載され、取引は制限されています。 絶滅危惧(EN)です。 |
この動物が見られる 主な動物園・水族館 (関東) | 井の頭公園 |