コクワガタ
(小鍬形)

(学名:Dorcus rectus rectus



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コクワガタ(小鍬形)
コウチュウ目
クワガタムシ科
体長
オス:16〜45mm メス:20〜28mm
尾長

体高

体重

分布
東アジアに広く分布し、日本でも北海道から九州まで全国に分布
食べ物
成虫はクヌギ、コナラなどの樹液
幼虫は広葉樹の朽木
主な特徴
都市の郊外では、一番普通に見られる小型のクワガタムシです。
オスの大顎の中央から前方1/3くらいの位置に1対の鋸歯があり、先端にも とても小さい内歯を1対
持ちます。 小さなオスではこれらの歯は消失します。
「小さい鍬形虫」という意味の和名ですが、日本のクワガタムシの中では決して小さくはなく、
中型種であるといえます。

成虫が見られるのは5月から10月初旬頃までで、主ににクヌギ・コナラ・カシ・ヤナギ・ニレ・アカメガシワなど
広葉樹の樹液に集まります。他にも朽木の中に潜んでいたり、夜間に灯火に飛来したりします。
基本的には夜行性ですが、昼間にも活動します。
幼虫は広葉樹の朽木に穿孔し、その材を食べて成長します。
野生下では孵化から蛹化に丸1年かかるのが普通ですが、寒冷な環境では2年かかることもあります。
蛹の期間は約3週間、羽化した成虫の成熟には1か月を要しますが、夏から秋に羽化した場合、
そのまま越冬して翌年春に活動を開始する場合が多いです。成虫は羽化したその年か、
あるいは、越冬した翌年に一生を終えます。

オオクワガタと並んで、最も飼育しやすいクワガタです。
体が小さい分、大型種ほど飼育スペースも餌を採ることもなく、幼虫もそれほど多くの餌が必要という訳でも
ないので、オオクワガタよりも飼育しやすいかもしれません。 幼虫はマットにも木にも柔軟性があり、
ある程度腐朽しているものでもよく食べます。成虫も長命で、2〜3年ほど生きる個体もいます。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東)
多摩動物公園

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