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目 | コウチュウ目(甲虫目) |
科 | クワガタムシ科 |
体長 | オス:23〜79mm メス:25〜49mm |
尾長 | |
体高 | |
体重 | |
分布 | 南西諸島や一部の離島を除く、ほぼ日本全土に分布 |
食べ物 |
成虫はクヌギ、コナラ、ミズナラ、ヤナギ、オニグルミなどの樹液、果実等 幼虫は広葉樹の朽木 |
主な特徴 |
普通種であり、いかにもクワガタムシらしい風貌から、ノコギリクワガタとともに古来からクワガタムシの 代表として親しまれてきました。 オスでは体表には細かい毛が生えており、金色から褐色に見えますが、微毛は身体が霧や降雨で湿ると 黒くなり、木の幹に擬態した保護色の効果と、熱の吸収率を調整するのに役立っていると思われます。 頭の突起はオスだけにあります。 メスは背側から見るとツヤのある黒色で他のクワガタムシのメスと似ていますが、腹側にはオスと同じく 微毛を備え、学名の元になった黄色い長楕円の黄色紋を腿節部分に持つため、他種のメスと簡単に 見分けることができます。また、メスの大顎は他のクワガタムシのメスに比べて太くて厳つく、 ペンチのような形となっており、挟まれると大変痛いです。 「深山」とは山奥の意味です。ミヤマクワガタは標高の高い山間部によく見られます。これは冷涼湿潤な 環境を好むためで、成虫の飼育の際には温度や湿度の管理に注意を要します。 温暖湿潤な環境を好むために低地で生息密度の高いノコギリクワガタと対照的であるといえます。 旧環境庁により指標昆虫に指定されています。 指標昆虫とは、その地域の環境調査を行ううえで、その昆虫が生息しているかどうかで その地域の環境が維持されているのか、良くなっているのか悪くなっているのかの目安になる 昆虫のことです。 ミヤマクワガタは環境の変化により激減、もしくは絶滅する可能性が相対的に高いクワガタムシで、 生息地域の環境調査などから指標昆虫となりました。 オスのミヤマクワガタを飼育する際は、単独飼育が基本です。 2匹以上を同ケース内に入れると必ずケンカになり、弱い個体は死んでしまいます。 |
この動物が見られる 主な動物園・水族館 (関東) |