ノシメトンボ

(熨斗目蜻蛉)


(別名:クルマトンボ、赤トンボ、アカトンボ、赤蜻蛉)


(学名:Sympetrum infuscatum



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ノシメトンボ(熨斗目蜻蛉) ノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)
トンボ目
トンボ科
体長
41〜49mm(開張:約80mm、腹長:約30mm)
尾長

体高

体重

分布
北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島、中国、ロシア
食べ物
成虫、幼虫(ヤゴ)ともに肉食性で、小昆虫等を捕食します。
主な特徴
和名は成虫の腹部の黒い斑紋が熨斗目模様に似ていることに由来します。
「クルマトンボ」の俗称があります。
アカトンボの仲間では一番大きく、成熟してもさほど赤くなりません。
翅の先端にある褐色の斑紋がよく目立ちます。
コノシメトンボ、リスアカネに似ていますが、本種は腹部が長く、プロポーションはかなり異なります。
また胸部斑紋の形状もそれぞれ異なっているので、容易に区別することができます。

成虫は6月下旬頃から羽化し、11月下旬頃まで見られます。
平地から低山地にかけての、周辺に林地のある比較的開けた池沼、水田に多いです。
羽化した成虫は周辺の林地や林縁に移動し、体が成熟するまでそこで摂食活動を行います。
アキアカネとは違って、羽化水域から遠く離れた高標高地まで集団移動することはありません。

未熟なうちはオスメスともに体色は黄褐色をしており、成熟するとオスの腹部背面は暗赤色に
変化しますが、メスでは色が濃くなる程度です。
翅の褐色斑の大きさには個体異があり、中にはほとんど消失している個体もいます。
成熟後、オスは水辺で縄張りを形成し、メスを見つけるとすぐに交尾します。水のない池畔の草原や
水田の稲穂の上などで連結打空産卵を行います。

近年、減少の著しい種です。
産卵適所となる自然の水面が減少しているのが大きな要因です。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東)




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