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目 | カメムシ目 |
科 | アブラムシ科 |
体長 | 最大で4mm程度 |
尾長 | |
体高 | |
体重 | |
分布 | 北海道〜本州、シベリア |
食べ物 | |
主な特徴 |
北海道、東北地方を中心に、11月〜12月頃空中を漂う姿が見られ、まるで雪が舞っている様に 見えることから、雪虫(ゆきむし)の愛称で知られます。 飛ぶ力は非常に弱く、風になびいて流れるので、なおさらに雪を思わせます。 オスには口が無く、寿命は一週間ほどで、メスも卵を産むと死んでしまいます。 熱に弱く、人間の体温でも弱るという、非常に繊細な生き物です。 トドノネオオワタムシは2回有翅虫を生じ、空中を移動することになります。この有翅虫は体表に 炭化水素などを成分とする糸状の蝋物質を多量に分泌し、まるで綿に包まれたような姿をしています。 初夏のヤチダモからトドマツへの移動はあまり密度が高くないこともあって目立ちませんが、 晩秋のトドマツからヤチダモへの移動は群飛と言えるほどの密度となり、あたかも雪が舞っているように 見えること、さらに北海道ではこの群飛が見られると間もなく初雪が降ることから雪虫と呼ばれ、 親しまれています。 この移動は温帯のアブラムシでは宿主となる植物は違っていても多くの種で見られる基本的な生活史の パターンで、同じワタアブラムシ類をはじめ、数多くの種類のアブラムシで同様の群飛を見ることが できます。しかし日常生活では意識されることは少なく、北海道のトドノネオオワタムシのように 人々に親しまれているアブラムシは他に例を見ません。 雪虫という呼び方は主に北国での呼び名で、他に、綿虫、オオワタ、シーラッコ、シロコババ、 オナツコジョロ、オユキコジョロ、ユキンコ、しろばんば、といった俗称があります。 |
この動物が見られる 主な動物園・水族館 (関東) |