ホッキョクグマ写真館へ |
目
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食肉目(ネコ目) |
科
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クマ科 |
体長
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(オス)200〜250cm (メス)180〜200cm |
尾長
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7〜13cm |
体高
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体重
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(オス)400〜700kg (メス)200〜400kg |
分布
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北極海沿岸、ヨーロッパの流氷のある地域、アメリカ北部 |
食べ物
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食性は肉食性の強い雑食で、アザラシを主食とするほか、魚類、鳥類やその卵、イッカクや シロイルカなどの哺乳類、クジラ等の動物の死骸に加え、氷の溶ける季節には植物(コンブ、 スゲ、イチゴ等)も食べます。 |
主な特徴
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流氷水域、島や海岸などに生息しています。 頭が小さく首が長い体型は、泳ぎに適応しています。 鼻先と足の裏を除く全身が白い体毛に厚く覆われ、皮下脂肪も厚いため寒い北極の氷海でも 生活できます。 多くの哺乳類の体毛がたとえ白色であっても光を透過しないのに対し、ホッキョクグマの体毛は 光を透過し、内部が空洞になった特殊な構造のために、散乱光によって白く輝いて見えます。 3〜6月に交尾を行い、妊娠期間は195〜265日です。11〜翌1月に1〜4頭の幼獣を産みます。 幼獣は生後28ヶ月は母親と一緒に行動し、生後5〜6年で性成熟します。 日本では1973年に旭山動物園で初めて飼育下繁殖に成功しました。飼育下での自然繁殖が 難しいとされるホッキョクグマの繁殖に2000年以降、日本国内で唯一成功しているのは札幌市 円山動物園のみです。 和名はホッキョクグマですが、俗にシロクマと呼ばれることも多いです。日本初のホッキョクグマは、 1902年(明治35年)の上野動物園です。この時、上野動物園では、新潟県で捕獲されたアルビノ の白いツキノワグマを飼育しており、それを「シロクマ」と呼んでいました。そのため、北極の白い クマのほうには「ホッキョクグマ」という和名を付けたことが名の由来です。 商業的狩猟は禁止されていますが、イヌイットによる伝統的狩猟は許可され、年間500〜700頭が 捕獲されています。 ホッキョクグマの生息数は保護活動が進んだ結果、30年前に比べ改善され、全体で20000〜25000 頭と推定されています。 ワシントン条約附属書IIに記載され、取引は制限されています。 絶滅危惧(VU)(危急種)です。 |
この動物が見られる
主な動物園・水族館 (北海道、関東) |
円山動物園、上野動物園、ズーラシア、八景島シーパラダイス、旭山動物園 等 |