目
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有尾目 |
科
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オオサンショウウオ科 |
体長
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50〜120cm (最大160cm) |
尾長
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体高
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体重
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1.5〜35kg (最大55kg) |
分布
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日本(岐阜県以西の本州および大分県、四国の一部)固有種 |
食べ物
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食性は動物食で、サワガニ、カエル、魚等を食べます。 |
主な特徴
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日本の固有種で、現存する両生類の中では世界最大種です。 おもに山地の川の上流域に棲み、岩穴などを棲みかとしています。 完全水生で夜行性です。昼間は岸の穴で休み、夜になると流れのある所で小魚などを待ち伏 せします。 尾は縦に扁平し、四肢は短く、遊泳や水中歩行に適した体型をしています。 この姿は日本で出土された100万年前のオオサンショウウオの化石と特徴に差が無く、「生きて いる化石」とも呼ばれます。 寿命は野生下では60年以上生きるとされ、、飼育下では51年の飼育例があります。 学名のjaponicusは「日本の」の意味です。 繁殖形態は卵生で、オスは6〜7月に川辺に掘った横穴を掘り、産卵巣を作ります。 産卵巣は毎年同じ場所を利用することが多く、岩の隙間を産卵巣にすることもあります。 8〜9月にオスが産卵巣にメスを誘い、300〜600個の数珠状の卵を産みます。卵は約50日で 孵化し、オスは孵化するまで保護します。幼生は生後3〜5年(全長20cm)で変態して幼体に なります。生後5年(全長約57cm、変態してから1〜2年後)で性成熟すると考えられています。 別名の「ハンザキ」とは、体を半分に裂いても生きていけると言われるほど生命力が強いこと に由来します。 食用として人為的に持ち込まれたチュウゴクオオサンショウウオが野生化しており、在来の オオサンショウウオとの交雑が問題になっています。 しかし、チュウゴクオオサンショウウオも絶滅危惧種であり、法令等により保護されているため 単純に外来種として処理できず、問題が複雑化しています。 1952年に国の特別天然記念物に指定されています。 水の汚れや川の工事などで数が激減しています。 ワシントン条約附属書Iに記載され、取引は厳しく制限されています。 環境省レッドリストにより絶滅危惧II類(VU)(危急種)に指定されています。 |
この動物が見られる
主な動物園・水族館 (北海道、関東) |
小樽水族館、登別マリンパークニクス、上野動物園、井の頭公園 等 |