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目 | ハト目 |
科 | ハト科 |
体長 | 31〜34cm (翼長)約22cm |
尾長 | |
体高 | |
体重 | 270〜350g |
分布 |
日本全土で普通に見ることができます。 日本以外ではユーラシア大陸、ヨーロッパを中心に留鳥として世界的に広く分布しています。 |
食べ物 |
食性は基本的には草食で、木の実,草の実,芽,葉など、植物性のものをよく食べ、雑草を駆除してくれる といった面もあります。たまに昆虫などを食べることもあります。 |
主な特徴 |
ドバトとは、伝書鳩やレース鳩、ペットとして改良されたカワラバトが、野生化したものです。 カワラバトは、本来ヨーロッパ、中央アジア、北アフリカなどの乾燥地帯に生息する鳥でしたが、食用や伝令 用として家禽化され、日本には奈良時代には既に持ち込まれていたと言われ、神社仏閣などに住み着いた ことから「だうばと(堂鳩)」「たうばと(塔鳩)」などと呼ばれていたのがドバト(土鳩)の語源ではないかと言わ れています。 従ってカワラバトは本来の野生種を指し、ドバトは再野生化したものを指しますが、学術的には同じ種です。 ドバトは全国の駅、公園などの市街地などに生息し、田畑でも見られます。 基本的に人の営みのある場所にしかいません。 巣は人工建造物の屋根裏、橋脚などの安全な場所に作ります。 羽色は白色、黒色、茶色など様々な種類が見られ、特にカワラバトによく似た首の部分が金属調の緑色や 紫色をしたものが多いです。 通常2個の固着性の卵を産み、孵化までは16〜20日で、育雛期間は35〜40日程度です。 他の鳩類と同じくヒナには蛋白質に富んだピジョンミルクと呼ばれるミルク状の嘔吐物を与えるので、ほとん ど一年中繁殖することができ、年間7、8回の繁殖が可能です。この繁殖能力の高さと、天敵である猛禽類の 減少が急激な個体数増加の原因となっています。野生種のカワラバトは本来、岸壁の割れ目などの高い 場所に営巣していた鳥なので、その習性から市街地ではマンション等の人工建造物が恰好の営巣場所と なっており、それによって糞害が問題視されています。 都市部で大量に繁殖している地域では、歴史的建造物の汚損などが深刻で、放置されて乾燥した糞は、 金属の腐食を促進させる作用もあります。 近年では生息域を郊外へと広げており、発芽したばかりの大豆などが食害を受けることもあります。 しかし、ハトの駆除には都道府県知事の鳥獣捕獲許可が必要で、通常は専門の業者に依頼します(巣や 卵の撤去も法に触れます)。 ドバトは外来種というよりは帰化鳥です。 帰化鳥というのは他の地域より人為的に持ち込まれた鳥がその地に根付いたものです。 外来種というのは同じように人為的に持ち込まれたものですが、その地の他の生物に悪影響を与えるもの のことをいいます。 寿命は平均3〜5年程度(飼育下では10年)です。 |
この動物が見られる 主な動物園・水族館 (関東・北海道) |