ハクセキレイ

(白鶺鴒)


(学名:Motacilla alba lugens  英名:Japanese Pied Wagtail , White Wagtail)



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ハクセキレイ(白鶺鴒) ハクセキレイ(白鶺鴒)
スズメ目
セキレイ科
体長
約21cm  (翼長)約10cm
尾長

体高

体重
約30g
分布
ユーラシア、アフリカ中部・北部、アラスカ、グリーンランドに分布。
日本では北海道、本州および中国東北部に分布する留鳥または漂鳥です。
食べ物
食性は雑食で、地上を歩き回ったり飛び上がったりして昆虫を捕らえて食べます。
また、パン屑などの人間のこぼした食べ物を食べる様子も観察されています。
主な特徴
低地の海岸地方、河川、湖沼などの水辺を中心に生息しますが、水辺が近くにある場所ならば畑や市街地
などでもよく観察されます。
日本では、かつては北海道や東北地方など北部でのみ繁殖が観察されていましたが、20世紀後半より繁殖
地を関東・中部などへと拡げ、現在は東日本では普通種になっています。
ムクドリよりやや小さめで細身で、尾羽を上下に振る姿が特徴的な鳥です。
スズメとは違い足を交互に出して素早く歩きます。夜は近隣の森などに塒(ねぐら)を取りますが、市街地で
は建築物などに塒を取る様子も観察されています。
セグロセキレイに似ていますが、ハクセキレイは白い顔で眼の部分に黒い線があるのに対し、セグロセキレ
イは黒い顔に白い線があることで見分けられます。

オスの夏羽は、頭頂から尾にかけて黒く、顔は白く、眼を通る黒い線があります。胸は黒く、腹は白いです。
尾羽は黒色で、外側尾羽は白色、クチバシと足は黒いです。
メスの夏羽は、オスに比べると背中の色が薄く、灰色に見えます。黒色部も薄い感じで、光沢がありません。
胸の黒色部は小さいです。
冬羽は、オスメス共に全体的に灰色味を帯びます。
幼鳥は特に頬が黄色みを帯びるので、時にキセキレイと間違われることもあります。

寒冷地では年1回、暖地では年2回繁殖します。地上の窪みや人家の隙間などに、枯れ草や植物の根を使っ
て皿状の巣を作り、日本では5〜7月に4〜5個の卵を産みます。抱卵期間は12〜15日で、主にメスが抱卵し
ます。ヒナは13〜16日で巣立ちします。

以下の日本の区市町村の指定の鳥です。
  ・三笠市
  ・水戸市
  ・八潮市
  ・東京都板橋区
  ・東村山市
  ・岡崎市

セキレイの名前の由来は、セは背筋、レイは冷たく澄み切っているという意味で、背筋が涼しく、美しいという
事から名が来たと言われています。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(関東)





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