目 | スズメ目 |
科 | カラス科 |
体長 | 約55cm (翼開長)約100cm |
尾長 | |
体高 | |
体重 | 550〜800g |
分布 |
ユーラシア大陸(インド、東南アジア)に分布します。 日本国内では留鳥で、小笠原諸島以外の全国で、低地から山地まで幅広く分布しています。 |
食べ物 |
食性は雑食で、昆虫や木の実、動物の死骸など、あらゆるものを食べます。特に脂質を好み、石鹸や ローソクを食べることもあります。また、小鳥やネズミなどの生きた小動物を捕食することもあります。 主に電柱や高木の上など高所から地上を見下ろして餌を探し、餌を見つけると下りて行ってとり、高所 に戻って食べます。鋭いクチバシは、つつくだけでなく咬む力にも優れており、肉なども引きちぎって 食べることができます。生態が類似するハシボソガラスよりも肉食性が強いです。 |
主な特徴 |
元々は森林などに生息している鳥でしたが、近年都市化が進んだ日本では都市部においても分布を拡げ ており、「都会の鳥」としてのイメージが定着しました。 日本で「カラス」といえば本種かハシボソガラスを指すのが一般的です。 何でも食糧にしうるハシブトガラスにとって都市部は食糧が豊かであったこと、止まり木代わりになる構造 物が入り組んでいること、また天敵となる猛禽類が住めなくなった事などが相まって、その数は激増し、 早朝に群れで生ゴミを漁る光景や、洗濯物を干す針金製ハンガーを集めて営巣する様子などが各地で 観察されるようになりました。 また、都市部では街路樹や電柱などでも営巣し繁殖を行いますが、本能的に気性が荒くなりがちな4〜7月 の繁殖期においては、時に巣の近くを歩く人間を攻撃(後頭部への蹴り)することもあります。 人に攻撃してくるカラスは、大抵ハシブトガラスです。 全身が光沢のある黒色をしており、雌雄同色です。ハシボソガラスに似ていますが、やや大きく、クチバシが 太く上クチバシが大きく湾曲しているところと、おでこが出っ張っているところで判別できます。 また鳴き声は「カーカー」と澄んでおり、ハシボソガラスは「ガーガー」と濁ることが多いです。 カラスは鳥類の中では最も知能の発達した鳥で、人の顔を識別できると言われており、トラップやカカシを 見抜き、記憶力も高く、石や銃で狙われた経験があるものは、石を拾おうとしたり傘をライフルのように構え ただけで逃げ出します。反面、幼鳥から飼い馴らしたカラスは人間に非常によく懐き、トイレを覚えたり、飼 い主の肩に止まって眉毛を丁寧に毛繕いしたり、さらにはキュウカンチョウのように人間の言葉を真似て喋 ったりと、愛玩鳥として最も優れた特性を持つ鳥としても知られています。 カラスがゴミを漁るのは、人間側がゴミなどを粗末に扱っていることが原因となっている場合が多いです。 この地球上で、一番自由な生き物だと僕は思ってます。 |
この動物が見られる 主な動物園・水族館 (関東) |