目
|
ペンギン目 |
科
|
ペンギン科 |
体長
|
45〜58cm |
尾長
|
|
体高
|
|
体重
|
約2.5kg |
分布
|
南極大陸の周辺部に点在する島々に分布しています。 南限はハード島とマクドナルド諸島(南緯53度)、北限はトリスタン・ダ・クーニャ諸島(南緯37度)。 主な繁殖地はフォークランド諸島、マッコーリー島、プリンス・エドワード諸島、クローゼー諸島、 ケルゲレン諸島などです。 |
食べ物
|
食性は動物食で、魚、エビ、イカ等を食べます。 |
主な特徴
|
ペンギン科マカロニペンギン属のうち、近縁な3種(または2種)の総称です。 やや小型のペンギンで、頭部の黄色の飾り羽が特徴です。 海岸の岩場に巣を作り、巣に戻る時に岩をピョンピョンと跳びはねるので、英語でロックホッパーと呼ばれ ます。イワトビペンギンはその日本語訳です。 マカロニペンギンによく似ていますが、飾り羽の色がマカロニペンギンはオレンジ色で、イワトビペンギンは 黄色です。また巣を作る場所も、平らな場所に作るマカロニペンギンと違い、岩の間などに作ります。 マカロニペンギンとの飾り羽の違いは色だけではなく、イワトビペンギンは目の後ろで大きく広がる飾り羽に なっています。この飾り羽とともに頭部の羽毛も長く伸び、特徴的な冠羽を形成しています。 目とクチバシが赤く、足はピンク色をしています。 水深100mくらいまで潜ることが出来ます。 地上では他のペンギンのようにヨチヨチと歩かず、両足を揃えて飛び跳ねながら移動します。他にもこの 様子を表した「ねずみ花火」「ジャンピング・ジャック」、または冠羽に因んだ「かんむりペングヰン」 「有冠ペンギン」などという別名もあります。 周囲を崖で囲まれ、植物が生えているような平地や、緩やかな斜面に好んで巣をもうけます。オスは小石を 積み上げて簡素な巣を作りますが、この時に多くの小石を集められるオスほどメスに好感を持たれます。 鳥にしては夫婦の絆が強く、半分以上が2年続けて同一の番(つがい)を組みます。 11〜12月初旬に産卵します。巣の卵は2個ですが、最初に産んだ卵は廃棄される場合が多い。これは マカロニペンギン属全般に見られる習性です。 抱卵期間は32〜34日で、オスとメスが交代で抱卵します。孵化したヒナは33〜39日間は巣で給餌を受け ますが、そのうち最初の24〜26日間はオスがヒナを守り、メスが給餌します。 成長したヒナは、ヒナだけで集まったクレイシュを作り、親鳥は両方ともエサを取りに出かけます。初めの 1週間はメスが給餌しますが、その後はオスとメスが交代でヒナが巣立つまでの65〜75日間、1〜2日おきに 給餌します。 3亜種が確認されていて、ミナミイワトビペンギン・キタイワトビペンギン・ヒガシイワトビペンギンと命名されて います。サイズ、冠羽の長さ、フリッパーの腹側の模様のパターン、クチバシの付け根の皮膚の色の違いが あります。 |
この動物が見られる
主な動物園・水族館 (北海道、関東) |
東京都葛西臨海水族園、しながわ水族館、エプソン 品川アクアスタジアム、八景島シーパラダイス、 油壺マリンパーク、新江ノ島水族館、登別マリンパークス・ニクス、旭山動物園 等 |