キセキレイ

(黄鶺鴒)


(学名:Motacilla cinerea  英名:Grey Wagtail)



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キセキレイ(黄鶺鴒) キセキレイ(黄鶺鴒)
キセキレイ(黄鶺鴒)
スズメ目
セキレイ科
体長
約20cm
尾長

体高

体重

分布
ユーラシアおよびアフリカ中部から南部、東南アジアに分布。
日本では主に九州以北に分布し、留鳥または漂鳥です。
食べ物
食性は動物食で、日中は水辺を歩きながら水中や岩陰などに棲む昆虫類やクモ類などを捕えて食べます。
また飛んでいる昆虫を捕まえるフライング・キャッチをする様子も観察されます。
主な特徴
キセキレイとは黄色いセキレイという意味です。
低地、低山帯に多く、亜高山帯から高山帯にまで現れ、小きな水路から大きい川まで水辺に棲んでいます。
山麓や山間の渓流、あるいは清流の多い集落を好みます。セグロセキレイよりは川の上流部に棲み、巨岩
が折り重なる崖の多い峡谷にも入ります。水が流れる側溝があれば棲み付きます。市街地であっても流路
や溝があれば生息していることがあります。

頭から肩、背にかけてが灰色、上腹部が白色、下腹部が黄色で、他種と容易に見分けられます。

積雪地に棲む個体は冬になると暖地へ移動します。冬季は単独で、夏季は番(つがい)で縄張り分散しま
す。オスは特に縄張り意識が強く、同種およびセグロセキレイ、ハクセキレイと縄張り争いをする様子もよく
観察されます。
ハクセキレイやセグロセキレイなどの他のセキレイ類と同様、いつも尾羽を上下に振っているのが特徴で、
このことから、「石たたき」、「庭たたき」などの異名を持っています。
チチン チチンと鳴き、チチチッ チチチッとさえずります。

崖のくぼみ、枝の茂み、人家の軒下などに、枯れ草や植物の根を使った皿状の巣を持ち、4〜6個の卵を
産みます。抱卵期間は12〜14日で、主にメスが抱卵します。ヒナは11〜13日で巣立ちます。

セキレイの名前の由来は、セは背筋、レイは冷たく澄み切っているという意味で、背筋が涼しく、美しいという
事から名が来たと言われています。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道、関東)





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