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目 | カモ目 |
科 | カモ科 |
体長 | 125〜165cm (翼開長)200〜245cm |
尾長 | |
体高 | |
体重 | |
分布 |
ヨーロッパ、中央アジアを中心に分布しています。繁殖のため渡りを行い、中国東部や朝鮮半島で越冬 する個体もあります。 日本では北海道から九州まで各地で記録があり、定着している地域もあります。他にも北アメリカ東部、 南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど、世界各地に移入されています。 |
食べ物 | 食性は植物食で、水草の葉、茎、地下茎、根茎、種子、果実等。 |
主な特徴 |
コブハクチョウは日本には本来分布していない外来種です。 1952年に飼い鳥として、ヨーロッパから移入されたものが公園や動物園などで飼育されました。しかし、 飼育個体の一部が野生化し、各地に定着しています。1975年に北海道の大沼国定公園に番(つがい) が観賞用に導入され、生まれたヒナのうち7羽が1977年からウトナイ湖に定着し、1978年から繁殖を始め ました。ウトナイ湖の個体は茨城県霞ヶ浦に渡り越冬していることが確認されています。鹿児島県の藺牟 田池では約50羽、山梨県の山中湖では約20羽が周年生息しています。 雌雄同色であり、全身白色の大型の水鳥です。扁平なクチバシはオレンジ色で、クチバシ上部の付け根に 黒いコブのような裸出部があり、名前の由来となっています。ヒナの羽毛(幼綿羽とその後に生える幼羽)は 灰色のことが多いですが、白色の個体もいます。この羽色の変異は一部に信じられているように性別による 羽色の差異ではなく、遺伝的多型で、オスメスに関わらず、同じ親から白色型も灰色型も生まれる可能性が あります。原産地のヨーロッパでは、東に行くほど白色型の頻度が高くなることが知られ、このため白色型を ポーリッシュ(Polish varietyポーランドの色変わり)と呼びます。 足は黒いです。 泳ぐ時は、翼を少し持ち上げて泳ぎます。 パウァ- パウァーと鳴きます。 水辺にヨシや水草を積み重ねて大きな巣を作ります。産卵数は5〜7個程度で、メスが抱卵します。 ハクチョウの中でも優雅な姿が好まれ、古代ローマの頃から飼育が始まっていました。中世では「王の鳥」と 讃えられました。西洋では古来より「ハクチョウが鳴き声を上げるのは死期が迫った時だけ」と言う俗信が あり、本種はそれに因んでMute(無音)と名付けられました。しかし、実際には全く鳴かないと言う事はありま せん。 デンマークの国鳥です。 |
この動物が見られる 主な動物園・水族館 (関東) |