ミヤマカケス

(深山懸巣)


(学名:Garrulus glandarius brandtii  英名:Eurasian Jay)



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ミヤマカケス(深山懸巣) ミヤマカケス(深山懸巣)
スズメ目
カラス科
体長 30〜35cm
尾長
体高
体重
分布 日本(北海道)
食べ物 食性は雑食で、昆虫類が主食ですが果実、種子等も食べます。
他の小鳥のヒナを食べることもあります。

ドングリを林床に降り積もった落ち葉の下や木の根本に1個ずつ隠し、冬の間の食べ物にします。
主な特徴 低山帯の様々な樹林に生息しています。特にシイ、カシ、ナラ類の林を好み、農耕地、果樹園、
樹木の多い公園や集落に現れることもあります。
秋になって人里に来ることから、「秋告げ鳥」とも呼ばれます。

本州に生息しているカケスの亜種で、違いは以下のようになります。
  ・本州のカケスは、頭頂が白地に黒い斑点。
  ・ミヤマカケスは、頭頂が茶色地に黒い斑点。

ミヤマカケスというのは、深い山のカケスという意味です。
森のカラスですが、一般的なカラスと比べて小さく、ハトくらいの大きさです。
「ジャー、ジャー」というしわがれ声で鳴くため英語では「ジェイ」、フランス語では「ジェ」と呼ばれて
います。
モノマネが得意で、他の鳥の鳴声や、時にはイヌやネコの鳴声をマネて鳴くこともあります。
しかし、最後には「ジャー」と鳴くことが多く、バレてしまいます。

巣を樹上の幹近くの枝の上にオスメスで作ります。小枝、木の根、蘚類(せんるい)、泥などで外装
を作ります。卵数は4〜8個で、メスが抱卵し、オスはメスに餌を運びます。
ヒナは約18日で孵化し、約18日で巣立ちます。

ミヤマカケスは冬に備えてトングリなどの木の実を隠す習性があります。色々な場所に隠すので、
中には春までそのままになる木の実も少なくありません。そしてそれらが芽を出します。
ミヤマカケスは知らずに森を育てているのです。
この動物が見られる
主な動物園・水族館
(北海道・関東)





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