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目 | スズメ目 |
科 | ツバメ科 |
体長 | 約17cm (翼長)約12cm (翼開長)約32cm |
尾長 | |
体高 | |
体重 | 約17g |
分布 |
北半球の広い範囲で繁殖します。日本では沖縄県以外で繁殖し、沖縄県では旅鳥です。 日本で繁殖するツバメの主な越冬地は台湾、フィリピン、ボルネオ島北部、マレー半島、ジャワ島などです。 一部、日本で越冬する個体があり、しばしば「越冬ツバメ」と呼ばれます。 |
食べ物 |
食性は動物食で、空中を飛んで、ハチ、ハエ、アブ、トンボといった昆虫を捕食します。 また、水面上を飛行しながら水を飲みます。 |
主な特徴 |
山間の村落、町、市街に多く、営巣地付近のあらゆる環境を飛翔して採餌地とします。 農薬使用の影響で農村地帯で数が減少しましたが、次第に回復しています。 飛行速度は普段は時速50kmくらいですが、最高で200kmくらい出せ、ホバーリングもできます。 チュビクチュツリリリリリと鳴きます。 背は光沢のある藍黒色で、喉と額が赤く、腹は白く、胸に黒い横帯があります。尾は長く切れ込みの深い 二股形で、この尾の形をツバメにちなんで燕尾形といいます。翼が大きく、飛行に適した細長い体型です。 脚は短く歩行には不向きで、巣材の泥を求めるとき以外は地面に降りることはめったにありません。 繁殖期には巣を中心とした狭い縄張りを持ち、ヒナは独立すると、夕方から河川の流域や海岸や河口の ヨシ原、耕地に集合して塒(ねぐら)を形成します。晩夏から秋には数万羽という大群になり、電線に並んで 止まることがあります。こうした集団塒(ねぐら)を形成する個体には若鳥が多いようです。 泥と枯草を唾液で固め、椀形(わんがた)の巣を造ります。ほとんど人工物に造巣し、民家の軒先など人が 住む環境と同じ場所で繁殖する傾向が顕著です。これは、天敵であるカラスなどが近寄りにくいからだと 考えられています。 普通は1つの建物に1個の巣がありますが、沢山ある場所もあります。産座には枯れ草や羽毛を敷きます。 古巣を利用することが多いです。造巣はオスメスで行いますが、内装はメスが整えます。卵数は3〜7個で 1日1卵ずつ産卵します。 オスメスで抱卵、育雛を行います。約13日で孵化(ふか)し、約20日で巣立ちます。作業の分担はメスの ほうがオスより圧倒的多いです。 落ちているツバメのヒナを拾って人間が育てることはとても困難で、野鳥なので日本での飼育は鳥獣保護法 によって禁じられていますが、保護のために許可を得て飼育することは可能です。 日本の以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けています。 ・準絶滅危惧(NT) - 千葉県 ・その他 - 神奈川県、鹿児島県 |
この動物が見られる 主な動物園・水族館 (関東・北海道) |